同じインドネシア産のコーヒーとしてスマトラ島のマンデリンと並び知名度の高いスラウエシ島タナ トラジャ県のコーヒーです。トラジャとは現地の言葉で「高地の人々」という意味でスラウエシ島の山岳地にいくつかの村に分かれて住む固有の文化を持った人々です。オランダ人の植民地だった頃はあまりに秘境でほとんど知られることのなかった地域でしたが、1970年以降、その特徴的なトンコナンと呼ばれる舟形の家屋や習俗が海外から注目されるようになり、現在は観光が村の主な収入源となっています。コーヒーはオランダ東インド会社により持ち込まれ現地で長く栽培が続けられて来ましたが第二次世界大戦後、オランダからの独立後は主要な輸出先を失い衰退、一時はほとんど輸出されることのないコーヒーとなりましたが、その後観光地としての知名度の向上に合わせてコーヒー産業も回復しました。赤道に近い標高1,000～2,000の高地は年間を通して温暖な気温が保たれ、昼夜の気温差がコーヒー栽培に非常に適した環境です。複数の小規模農園でトラジャ族の人々により完熟したチェリーだけを手摘み収穫され、インドネシア式の精選方法で精選、選別されています。深く広がる様な風味。中米のコーヒーに負けない豊かなボディ。紅茶に似た香り。
deeply spreading aroma /rich taste /aroma like tea