スマトラ島を北から南へ貫くバリサン山脈に位置するクリンチマウンテン周辺で栽培されているコーヒー。周辺はインドネシアでは珍しく平均標高1,600mの高地。昔から栽培は行われてきましたが、これまでは通常のマンデリンとして出荷されていたようです。近年、意欲的な生産者組合により、細かな農園管理や生産工程の見直しを行い、高品質なコーヒーが出荷されるように変化して来た地域です。スマトラ島ではほとんどがスマトラ式(パーチメントを半乾燥の状態で脱殻し、その後、生豆の状態で乾燥)ですが、この地域ではナチュラル式で処理されています。丹念な手摘みにより熟度の高いチェリーだけを収穫し、クリーンでフルーティな風味のコーヒーを生産しており、新しいインドネシア産コーヒーとして期待されています。
カシスの様な香り。黒糖に似た甘い後味と芳醇な風味。
[chart 香り=4 風味=4 甘み=3 コク=3 後味=4 ]
標高:1300-1650m
精選方法:NATURAL
品種:Sigarar Utang
- インドネシア / INDONESIA
- Natural(まとまりの良い風味)
- 標高が低い(酸味:弱い)