かつては中米一の繁栄を誇っていたニカラグアは度重なる内戦で疲弊し、現在は経済的に停滞しており日本からもODAなどを通じて資金援助を行っています。その中でコーヒーは非常に重要な外貨獲得の為の輸出産品でホンジョラスの国境に近いマドリス県でも多くのコーヒーが栽培されています。このコーヒーは生産者組合に加盟した６つの大農園の一つ、パブロベラスケス農園のコーヒーです。この地区の特徴として上げられるのが豊富なシェードツリー。コーヒーは本来木陰に育つ植生があり、アボガドや柑橘系の樹木に守られた環境はコーヒーの樹のストレスを和らげると共に、収穫されるコーヒーに多層的な風味特性をもたらせます。また経済的な理由からも化学肥料は使用されず、全て農園内にある落ち葉やチェリーの実など有機肥料により育てられており、中米の有機農産物認証MAYA CERT取得しています。さらに労働者の生活支援に取り組んでおり、住居の確保や山岳部で十分な教育を受けられない子供達の為の学校建設、教育事業も行っています。ジャスミンの様な柔らかい香りとスッキリとした風味。ダークチョコレートに似た後味が特徴。写真はフルーツなどのシェードツリーに囲まれたコーヒー農園です。グァテマラやコスタリカ、パナマに負けない中米のもう一つのコーヒーをこの機会に是非、お試しください。
低温高湿の気候条件と1300メートル級の山脈。中米の有機農産物認証MAYA CERT取得コーヒー。
aroma-like jasmine / after taste like dark chocolate
[chart 香り=4 風味=4 甘み=4 コク=4 後味=4 ]
標高：1,800m
精選方法：WASHED
品種：ブルボン/カツーラ種
- ニカラグア / NICARAGUA
- Washed(クリーンな風味)
- 標高が高い(酸味：強い)
- Organic
